木は乾燥すると縮みます。板の表裏では縮み方に差があるため、無垢材では必ず反りが発生します。工房龍では高級家具に使われる各種反り止め技術を用い、同時に美しさも追求しています。
端嵌め(ハシバメ)はテーブル天板や棚板の端に反り止めを嵌め込むことで板の反りを防ぎます。端嵌め材には溝を掘り、板の端を差し込みます。接着はしません。板の端には固定用の穴を3箇所空けて、外側の2つは長穴にしておきます。すると板が反ろうとする動きを端嵌め材の中でスライドする動きに変えて、反りを防止します。板と端嵌め材の素材を変えると美しいコントラストが得られます。写真の板はメープル、端嵌めはチェリーです。