木は乾燥すると縮みます。板の表裏では縮み方に差があるため、無垢材では必ず反りが発生します。工房龍では高級家具に使われる各種反り止め技術を用い、同時に美しさも追求しています。
框(カマチ)と呼ばれる、枠で鏡板(カガミイタ)を囲む方法は、収納家具によく使われます。枠と鏡板は接着しません。鏡板を枠の溝でスライドさせることで、鏡板の反りの動きを逃がします。写真は吉野杉の箱の蓋に応用したものです。
木は乾燥すると縮みます。板の表裏では縮み方に差があるため、無垢材では必ず反りが発生します。工房龍では高級家具に使われる各種反り止め技術を用い、同時に美しさも追求しています。
框(カマチ)と呼ばれる、枠で鏡板(カガミイタ)を囲む方法は、収納家具によく使われます。枠と鏡板は接着しません。鏡板を枠の溝でスライドさせることで、鏡板の反りの動きを逃がします。写真は吉野杉の箱の蓋に応用したものです。
木は乾燥すると縮みます。板の表裏では縮み方に差があるため、無垢材では必ず反りが発生します。工房龍では高級家具に使われる各種反り止め技術を用い、同時に美しさも追求しています。
端嵌め(ハシバメ)はテーブル天板や棚板の端に反り止めを嵌め込むことで板の反りを防ぎます。端嵌め材には溝を掘り、板の端を差し込みます。接着はしません。板の端には固定用の穴を3箇所空けて、外側の2つは長穴にしておきます。すると板が反ろうとする動きを端嵌め材の中でスライドする動きに変えて、反りを防止します。板と端嵌め材の素材を変えると美しいコントラストが得られます。写真の板はメープル、端嵌めはチェリーです。
工房龍最初の注文製作は電話台チェストでした。ご注文内容は、お部屋の隙間に入れるための外寸法指定、内寸法指定の大小引出しが5つ、電話メモを取るための出し入れ式の板、その下に高さ指定の物置スペース、と盛りだくさんでした。実現するために外側内側両方から寸法と構造を決めていったことを思い出します。お客さまお宅に納品しカップボード横にぴったり収まって、たいへん喜んでいただきました。素材はホワイトアッシュで強い木目が特徴です。引出しつまみとメモ板前縁には赤色のカリンを使って趣を出しました。
注文製作,注文家具,電話台,チェスト
オーソドックスなデザインですが、美しいブラックチェリーの存在感を出しました。市販品と違い、素材はもちろん寸法・形状、棚・引出しなどを好きにアレンジできるのが楽しいところ。
幅75cm 奥行42cm 高さ126cm
素材:ブラックチェリー
塗装:天然オイル
お値段:約25万円(写真と同等品をお作りするときの参考価格です。下の新聞回収箱は除く)